俺が投資を始めたきっかけは、2021年くらいにお金の大学を見てNISAでS&P 500を買ったはず。当時の時間選好が高い俺がボラリティの高いビットコイン投資をしなかったのが奇跡だw
いや、待てよ。ビットコイン買ったことあった。仮想通貨元年と言われた2017年に東京の友達に勧められて買ったんだ。でも当時はなんの知識もなくただ、ギャンブル的に買って、結局、コインチェックの流出事件で大損したんだった。
今思えば時間選好が高い人生だった。てゆーか時間選好って何?って方にビットコインと時間選好の関係性を記事にしたよ。
✅ この記事でわかること
- 時間選好(Time Preference)の意味
- ビットコインが“将来志向”を育てる通貨である理由
- 話題の書籍『ビットコインスタンダード』の要点
- 投資や浪費に悩む人が知っておくべき「考え方」
🪙 なぜビットコインを持つと人生観が変わるのか?

最近、NISAをきっかけに資産形成を始めた人が増えてきた。
俺もそのひとりで、最初はS&P500やオルカンに積立投資して、あとは国内外の個別株も触ってた。
とはいえ、結果的にプラスになったのは投資信託だけで、個別株の損益はマイナス。
でも、ある日ふと疑問がわいた。
「なんで投資してるんだっけ?」
「このままずっと積立してれば本当に安心なのか?」
「お金持ちになれるのか?」
そこで欲を出して、個別株の空売りやレバレッジをかけた投資を始めた結果、見事に30万円マイナス。
途方に暮れていた俺は当時ビットコインが史上最高値というニュースを見て興味を持った。
でも色々な投資をして苦い思いをしていたから、まずはビットコインについて勉強をすることにした。
そんな中で出会ったのが、Saifedean Ammous(サイフェディーン・アモス)著『ビットコインスタンダード』だった。
🧠 時間選好(Time Preference)とは?
🔸 簡単にいうと「今」と「未来」どっちを優先するか

時間選好ってのは、「今すぐ利益を取るか、将来の利益を待てるか」っていう人間の思考傾向。
時間選好の種類 | 特徴 |
---|---|
✅ 高時間選好 | 今すぐ欲しい!未来より今が大事 → 浪費、借金、短期思考 |
✅ 低時間選好 | 将来のために我慢できる → 貯蓄、投資、長期的判断ができる |
🧾 具体例:
- コンビニで毎日500円のスイーツを買う(高時間選好)
- その500円を毎月ビットコインに積み立てる(低時間選好)
- 給料日に即散財(高時間選好) vs 将来の自分のために積立投資(低時間選好)
🍬 マシュマロ実験と複利の話

有名な「マシュマロ実験」ってのがある。
子どもに1個のマシュマロを目の前に置いて、「15分待てばもう1個あげるよ」って約束する。
待てる子は2個ゲット。待てない子は1個で終了。
これ、後に追跡調査されて、マシュマロを我慢できた子どもの方が、大人になってからも学歴や収入が高い傾向にあるってことがわかった。
つまり「今の快楽を我慢できるかどうか」が、長期的な成功と強く関係してるってこと。
これってまさに投資と同じで、今の500円をスイーツに使うか、それをビットコインに積み立てて10年後に何倍にもするか。
毎月500円 × 年利20%で10年積立したら、複利効果でざっくり17万円くらいになる。
目先のスイーツを我慢することで、将来は“桁違いの”リターンが得られるって話だ。
Ammous氏も、「時間選好の高さが、その人の経済行動の質を決める」って繰り返し強調してる。
📘 『ビットコインスタンダード』で学んだこと

この本は、ビットコインの仕組みや歴史だけじゃなくて、「通貨が人間の行動にどう影響するか?」って視点で書かれてるのが面白い。
特に印象に残ったのが、
「通貨の設計が、時間選好に影響を与える」
と言う部分。
🔁 フィアット(円・ドル)は“高時間選好”を生む

法定通貨(円・ドル)は、
- 無限に発行できる(インフレ)
- 金利がほぼゼロ
- 「預けてても増えない、価値が下がる」
このせいで、「早く使わないと損」って心理が働く。
つまり、政府が発行する通貨って、使う側の時間選好を“高く”させるようにできてる。
⛓ ビットコインは“低時間選好”を育てる

一方、ビットコインにはこんな特徴がある。
- 発行上限が2,100万枚と決まってる
- 希少性が高まり、価値の上昇が期待される
- 保有するだけで将来の資産形成になる
これが、「今すぐ使うより、持っておこう(低時間選好)」という意識を自然に育ててくれる。
💰 ビットコインを持つと「お金の使い方」が変わる

実際に俺がビットコインを持ち始めてから、明らかに行動が変わった。
- コンビニで無駄遣いしなくなった
- 無駄使いしそうになったらビットコインを少額でも買い増し
- 欲しいモノをすぐ買わずに、数日考えるようになった
- お金に関する勉強に時間を使うようになった
Ammous氏が書いてた、
「通貨が人間の行動を変える」
と言うのをリアルに体感できた。
🌍 通貨が変われば、社会も変わる?

Ammous氏の主張の中で特に響いたのがこれ。
「低時間選好の社会では、教育・文化・モラルが育つ」
「高時間選好の社会では、短期利益と暴力が蔓延する」
つまり、「通貨設計」が変われば、社会そのものの方向性も変わっていくってこと。
🔖 書籍の紹介|『ビットコインスタンダード』
📗書籍名:The Bitcoin Standard(ビットコインスタンダード)
📘著者:Saifedean Ammous(サイフェディーン・アモス)
📕日本語版:パンローリング社より翻訳出版
🔹 通貨の歴史から学べる
🔹 ビットコインの思想と社会哲学が詰まってる
🔹 投資と人生観を同時に整えたい人におすすめ
→ 俺はこの本で「通貨はただの道具じゃない」ってことを知った。
🧭 まとめ:ビットコインは“未来志向”を育てる通貨

- 時間選好=「今か未来か」を選ぶ感覚
- 法定通貨は高時間選好を促す → 浪費・インフレ・焦り
- ビットコインは低時間選好を育てる → 節約・投資・自己コントロール
- 『ビットコインスタンダード』は、それを体系的に教えてくれる本
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